学部学科トピックス
「第5回健康アップ教室」を開催しました
12月7日(土)、「認知症は怖くない-生活の工夫-」をテーマに医療科学部地域貢献事業「第5回健康アップ教室」を開催しました。今回の健康アップ教室は第4回と同様に学生主体型の開催で、作業療法学科3年生が3つのグループに分かれて担当しました。内容として、認知症予防に役立つ「脳活性化活動」「同時課題を取り入れた運動」「対人交流を目的にしたレクリエーション」のテーマに合わせたプログラムを実施しました。
それぞれのグループは、1ヵ月以上前から計画を立て、ゲームやレクリエーションに使う物品を作成し、学生を参加者に見立ててリハーサルを重ね、教員から助言をもらいながら内容を修正し当日に臨みました。
当日は認知症チェックリストを基にした講義の後、1つ目のプログラムでは回想を用いたゲームから始まり、記憶力や構成力といった頭を使うゲームを楽しみながら行いました。2つ目のプログラムでは音楽に合わせた全身体操や歌に合わせた口腔体操と指体操で楽しく体を動かしました。3つ目のプログラムでは3チーム対抗のじゃんけんビンゴゲームでグループの一体感を感じることができました。このような包括的なプログラムで参加者の皆様に楽しく認知症予防活動を体験していただくことができました。
最後の挨拶の場では、参加者の皆様からの拍手と「楽しかったよ」「これからも頑張って」のお声もいただき、学生の笑顔と安堵の表情に、教員たちも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
学生からは「不安や緊張もあったが、参加者の皆さんが楽しんでくださったので、楽しくてあっという間に時間が過ぎた」「人前で話すことに苦手意識をもっていたが、今回の経験を通してまたやってみたいと思えた」「実際にプログラムを行ってみて、リスク管理や参加者の身体機能のレベルに合わせて臨機応変に対応していくことの大切さを実感した」といった声が聞かれました。学生にとって達成感と自己効力感を高める経験となり、1月末からの臨床実習に向けて今後取り組む課題を実感する好機となりました。
グループ1 宝探しゲーム
グループ2 サザエさん体操
グループ3 じゃんけんビンゴゲーム
教室が無事終わりほっとした作業療法学科3年生