学部学科トピックス

2024.11.30
作業療法学科

学術誌『作業療法』第42巻において、作業療法学科の木村大介教授と今井あい子講師が奨励賞を受賞!

 医療科学部作業療法学科の木村大介教授および今井あい子講師らによる論文(実践報告)が、日本作業療法士協会学術誌『作業療法』において奨励賞を受賞し、第58回日本作業療法学会で表彰されました。

 

論文タイトル:認知症高齢者の心理的ウェルビーイングの高低傾向の違いは行動パターンに反映するか?─グラフ理論に基づくネットワーク解析を用いた行動パターンの解析─

著者:木村 大介, 塩津 裕康, 備前 宏紀, 今井 あい子, 冨山 直輝

論文URLhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/42/4/42_491/_pdf/-char/ja

 

 本研究は、アルツハイマー型認知症高齢者における心理的ウェルビーイング(幸福や満足感など心理状態)と行動パターンの関連性について、グラフ理論(点とそれらを結ぶ線に関する理論)に基づくネットワーク解析を用いて明らかにしたものです。この研究成果は、認知症高齢者に対するケアの質の向上や心理的ウェルビーイングの増進に向けた環境整備およびプログラム開発に貴重な知見を提供しており、作業療法領域における認知症ケアの新たな可能性を拓くものとして高く評価され、奨励賞に選出されました。