日頃より学校法人越原学園、名古屋女子大学へのご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

このたび、学校法人越原学園名古屋女子大学は、令和7（2025）年4月から大学名を

「名古屋葵大学」へ変更し、共学とすることといたしました。

本学園は大正4（1915）年、越原和（やまと）、越原春子が「名古屋女学校」を創立して以来、昭和25（1950）年に名古屋女学院短期大学（現在の名古屋女子大学短期大学部）を、昭和39（1964）年に名古屋女子大学を設置、一貫して女子教育を担ってまいりました。

令和7（2025）年には学園創立110年を迎えます。この節目の年に、大学を共学とし、それに伴い校名を「名古屋女子大学」から「名古屋葵大学」に変更することといたしました（構想中）。男女共同参画が進み、性別にかかわりなく、個性と能力を十分に発揮できる社会現状を踏まえての決断です。

「葵」（あおい）の文字には、学園創立の地が名古屋市東区葵町であったことから、共学として新たな一歩を踏み出すにあたり、今一度、建学の原点に立ち返るという意味を込めています。また、葵は太陽に向かってまっすぐ伸びる茎を持ち、上へ上へと花をつける植物であるため、ここを新たな出発点とし、今後の大学の更なる発展を願う気持ちも表しています。

刻々と状況が変化していく現代の社会においては、伝統を重んじつつ、変化に柔軟に対応していく姿勢が求められます。

本学園はこれからも、建学の精神である「学園の信条である『親切』を根幹として、個々の人格を陶冶し、かつ高い教養を身に纏った、よき家庭人であり力強き職能人を育成する」に基づき、教職員が力を合わせ、職業を通して社会に貢献し、活躍し続ける人材の育成を進めて参ります。

令和6（2024）年2月16日

名古屋女子大学　　　　　　

学長　　越原　もゆる