看護学科のリアル(2)
看護学科で使用する校舎と設備を紹介します(前編)
看護学科では、看護師をめざしてさまざまな講義や実習、演習を行います。そのため、大学のなかにはいろいろな設備が備わっています。本学の看護学科で主に使用する校舎は、2019年2月にできたばかり。2回に分けて、真新しい建物と最新の設備をじっくりご紹介します!
看護学科 バーチャル施設見学
5階建ての新校舎に看護学科の関連施設を配置
看護学科の学生が主に使用する「西館校舎」。5階建ての校舎の中に、看護学科で使用する必修室や演習室、研究室が集約されています。1階には、グループ学習などに使えるラーニングコモンズや、お昼休みにランチをとれるカフェテリアなどがあり、多くの学生が利用しています。
西館は正門を入って階段を上ると右手すぐ
ラーニングコモンズは自由に使える学習スペース
カフェテリアにはコンビニの自販機も設置
基礎成人看護実習室
2階・3階には、基礎成人看護実習室があります。1年生はまず、この実習室を使って基礎的な看護技術を習得します。大きなモニターがいくつもついていて、先生によるデモンストレーションのようす等をしっかり確認できるのが特徴。2階と3階で同時中継が行えるようにもなっています。また、動画を見ながら自己練習ができるよう、タブレットも用意しています。この実習室は看護学科1年生が管理を任されており、ベッドメイキングや掃除は学生たちが行っています。
次の写真は、1年生で学んだ基礎的な内容を応用させて患者さんに対応する練習のためのシミュレーターです。いろいろなシナリオを設定でき、例えば肺炎や脱水症状など設定に合わせて、顔色が赤くなったり青ざめたり、咳が出たりします。学生は患者さんのようすを観察して、体温を測定したり、聴診器で胸の音を聞いたり、声掛けをしたりと対応します。そして、その様子を教員がチェックします。
ほかに、洗髪台があり、患者さんの髪を洗う練習もできます。また、病院では感染予防対策として手洗いが重要なため、手洗い場が多く設けられており、手術介助のための手洗い実習もできるようになっています。
看護学科の学生たちがどのような設備を使って学んでいるか、少しイメージしていただけたでしょうか? 今回紹介できなかった実習室は次回ご紹介します。お楽しみに!