充実した理学療法の臨床教育と研究を展開
理学療法士は、運動および物理療法を用いるリハビリテーション領域の専門家として、身体機能の回復、改善に留まらず、障害予防、健康増進に深く関わり、その人らしい生活の実現に貢献します。本学の理学療法学科は、大同病院をはじめ、多くの病院や施設との協力関係をベースに、実践的な臨床教育を展開するとともに、研究活動も盛んに行っています。
理学療法士は、運動および物理療法を用いるリハビリテーション領域の専門家として、身体機能の回復、改善に留まらず、障害予防、健康増進に深く関わり、その人らしい生活の実現に貢献します。本学の理学療法学科は、大同病院をはじめ、多くの病院や施設との協力関係をベースに、実践的な臨床教育を展開するとともに、研究活動も盛んに行っています。
理学療法士国家試験受験資格 | 何らかの原因で身体の機能に障害を負った人に対し、運動療法をはじめ、物理療法、日常生活活動指導、補装具療法を用いて機能障害や能力障害を改善し、QOL(命、生活、人生の質)を高める支援をするための国家資格です。 |
病院(大学病院・一般病院等)、リハビリテーションセンター、介護保険関連施設(介護老人保健施設・介護老人福祉施設等)、療育センター、公的機関(官公庁・保健所等)、教育・研究機関、医療関連企業、スポーツ施設、大学院進学、海外留学など
認定理学療法士、専門理学療法士(国家資格取得後、一定期間の実務経験を経て研修や学術関連の諸条件をクリアすることが要件)、ケアマネージャー、福祉住環境コーディネーター、アスレチックトレーナー、呼吸療法認定士、健康運動指導士、心臓リハビリテーション指導士、障害者スポーツ指導員、日本糖尿病療法指導士など
令和2年度に理学療法士作業療法士養成施設課程の指定規則が改正され、臨床実習は診療参加型臨床実習が推奨されることとなりました。これは実習生が診療チームの一員として加わり、臨床実習指導者の指導・監督の下で行う実習方法です。以前は実習生が自分で考え、行動しなければならない担当症例型実習でしたが、今では学びの機会が多い、学生の負担にも配慮した実習内容に変わりつつあります。令和4年秋には実習施設指導者を対象とした特別講演会を開催し、増原クリニック副院長で理学療法士の中川法一先生をお招きし、この診療参加型臨床実習についての理解を深める機会を設けるなど、現場指導者との連携を密にして取り組んでいます。
本学は急性期病院である大同病院、老人保健施設、通所リハビリテーション施設、訪問看護ステーションなどを運営する社会医療法人宏潤会と「相互協力に関する協定」を結び、密接な連携や人材交流を進めています。本学科には、現場経験豊富な教員が多数在籍しており、相互協定関係にある大同病院をはじめ、臨床現場で働く理学療法士の卒後教育にも取り組みはじめています。こうした取り組みにより、本学に臨床現場の理学療法士をお招きして、学生と直接交流の機会も設けています。臨床現場と高度な医療教育を共有することで、地域の健康増進や介護福祉を支える優れた理学療法士を育成します。
臨床研究から基礎研究まで各教員が高い専門性を持ち研究活動を行っています。また教員間で定期的に研究報告会を実施し、専門分野の垣根を超えて積極的に情報交換を行っています。研究で得られた新しい知見やアイデアは学生にも講義等で紹介しており、学生が自由な発想を持ち、のびのびと学習できる雰囲気を作っています。環境面においても最新の施設、設備が導入されており、学生のニーズに沿った様々な分野の研究に対応することが可能です。研究活動を通して講義で学習した内容を実践し、発展させていくことは非常に楽しいものです。卒業研究やそれ以外でも研究の魅力や、理学療法士として多くの疾患に対応する上で重要な論理的思考の大切さを伝えていきます。