学部学科トピックス
2021.06.01
生活環境学科
会議室の木質リノベーション完成
生活環境学科の建築設計意匠ゼミナールでは、西垣林業さんと産学協働連携を行っています。その一環で西垣林業名古屋本社の会議室を木質化するプロジェクトに私たちも参加しました。全体設計は福田啓次設計士が行い、家具などを学生が担当しました。具体的には、家具の「演台」と「机」、建築的な部分として「エントランス装飾壁」、「前面装飾壁」の計4か所を学生がデザインしました。
「机」は天板にアクセントとして杉赤身をライン上に配置し、既製品の脚ライン延長線上に沿うように斜めに剥ぎ合わせました。机を横に並べる際このラインがつながることできれいに机を並べるきっかけになることを期待してこのデザインとしました。
「エントランス装飾壁」、「前面装飾壁」は木がもつ柔らかな丸みと、中心に行くほど幅が狭く密になっていく年輪を抽象化し、縦形状と横形状に展開しました。縦形状の「エントランス装飾壁」では会社ロゴを中心に配置し、バックライトを仕込みました。横形状の「前面装飾壁」はベンチと一体化させ、スクリーンと間接照明を組み込んで機能的な役割を果たしています。
西垣林業の方や福田設計士から様々な講評を頂きながら何度も何度も案を精査した苦労が、様々な方のご協力を得てこうして形になったことは今後の自信となってくれることでしょう。自らがデザインしたものが現物となった姿をみて、学生たちは嬉しそうに写真に収めていました。