生活環境学科の建築設計意匠ゼミナールでは、産学協働をしている西垣林業さんと愛知県産材を使ったオフィス向けの什器デザイン開発を行っています。その試作品を3月11日（木）、12（金）にスカイホール豊田で開催された「とよたビジネスフェア」西垣林業ブースにて展示しました。学生がデザインした「演台」と1/3スケールの「パーテーション」をたくさんの来場者にご覧いただき、様々な意見を伺うことができました。
　「演台」とは講演や記者会見をする際に演者の前に置く机ですが、一般的には真四角で樹脂板にて仕上げられています。今回は、愛知県産のスギとヒノキを使って女性や若い経営者などに似合う、威厳がありつつもスマートな演台を作ろうと学生とともに3DCGを使って繰り返し検討しました。最終的に詳細図まで書いて試作ができたのが写真の演台です。袴をモチーフとしつつ下部を絞ることでスタイリッシュに仕上げました。
　次は洋風空間にあう「パーテーション」です。難しい形でも容易に加工できるレーザー技術を用い、「森藻（森の中で揺らめく海藻）」のようなイメージを幾何学に落とし込んで1/3の模型を作りました。今後は実現へ向けさらなる検討を続けていきます。

学生がデザインした演台

ヒノキでできたボールをもって記念撮影

1/3スケールのパーテーション模型の前で

（撮影時のみマスクを外しています）