看護学科のリアル(2)
看護学科で使用する校舎と設備を紹介します(後編)
看護学科では、看護師をめざしてさまざまな講義や実習、演習を行います。そのため、大学のなかにはいろいろな実習設備が備わっています。前回に引き続き、2019年2月にできたばかりの真新しい建物と最新の設備をご紹介します!
看護学科 バーチャル施設見学
老年・公衆衛生・在宅・精神看護実習室
4階にあるこの実習室は、高齢者の方への看護や、在宅で看護を受ける方への支援を学ぶための部屋で、2年生以降に使用します。介護用ベッドがあるスペースの向かい側には、患者さんの自宅を想定し、キッチンダイニングや和室、お風呂やトイレが設置されています。それぞれの場所で、在宅での介護や訪問看護、保健師としての支援技術を学びます。
高齢者の体の動きを疑似体験するための装具もあります。おもりやサポーターによって、80歳くらいの運動能力を疑似的に体験することができます。身をもって大変さを感じることは、高齢者への心のこもった看護につながります。
小児・母性看護実習室
5階にある、出産前から出産後の母親や、新生児から学童期までの子どもの看護支援を学ぶ実習室です。妊婦さんの実習モデルや診察台を使って、診察や出産時の対応を学びます。また、赤ちゃんが入院したときの環境が整備されており、沐浴の練習設備もあります。人形を使っているとはいえ、まだ首が座っていない赤ちゃんを再現しているので、沐浴の練習はけっこう緊張します・・・!
早産の子どものケアを行う保育器です。清潔にした手を側面にある丸い部分から入れて、細心の注意をはらってケアします。
沐浴の練習設備は上部に鏡があり、上手にできているかを教員がしっかりチェック!
沐浴やおむつ交換の練習用の人形は、赤ちゃんの月齢に合わせた身長と体重になっています。
在宅での子どもの医療ケアを体験できる実習モデルです。痰を吸引したり、胃ろうを使って流動食を注入したり、導尿したりといったケアの練習に使います。
この腕模型では、人工血液を流しながら点滴を入れたり、点滴を固定したりする練習ができます。
2回にわたって本学の施設をご紹介しました。少し大学での学びのイメージをしていただけたのではないでしょうか? 興味を持たれた方には、ぜひオープンキャンパス等で実際に見ていただければと思います!