学部学科トピックス
2024.01.19
作業療法学科
作業療法学科2年生が客観的臨床能力試験(OSCE)に臨みました
12月18日(木)に作業療法学科2年生の客観的臨床能力試験(OSCE)を実施しました。学生は、昨年度に1年次のOSCEを経験しています。その時は、地域在住高齢者の方を対象に、「大切にしていることや物、普段の生活状況について会話を行う」という内容でした。その際は、正しい言葉遣いや身のこなしができるかについてのスキルを高める機会となりました。
2年生では、実際の疾患を想定した模擬患者に対し、学生には(1)実習生の立場で5分間会話を行う、(2)作業療法士の立場での主訴の聞き取りを行う、という2つの課題を設定しました。
実際の疾患を想定した場合の対応は初めての経験ですが、学生たちはとても緊張しつつも、臨床場面に適するよう丁寧な対応や問いかけを意識して考え、そして実践している様子が伺えました。翌日、OSCE採点結果の開示と複数の教員からのコメントや模擬患者役を演じていただいた大同病院の作業療法士(OT)の方からのコメントを学生に伝えました。学生にとっては、自分の行動場面や言動を振り返り、より成長する良い機会になったものと感じています。
◇学生の感想(一部)
・OSCEを受けた後に疲れがすごく出ました。患者さんを前にした緊張感に近いものを少しでも経験できたかなと思います。
・相手によって会話の展開が変わることや、会話を広げていく難しさが良く分かりました。
・教員や大同病院のスタッフからのフィードバックを聞いて、主訴を確認するなどの時は、より掘り下げた質問をしなければいけないことや、そのことに気が付かなければならないことがわかりました。