児童教育学科

2024年 2月号

2023年度音楽ゼミナール
合同卒業演奏会を
実施しました!

 文学部※ 児童教育学科 音楽教育・表現ゼミナールと音楽ゼミナール18名の学生が、2月6日(火)昭和文化小劇場で「はるのコンサート 2023年度卒業演奏会」を行いました(音楽ゼミナール指導:伊藤 充子、音楽教育・表現ゼミナール指導:坪井 眞理子)。4年生はピアノ独奏、ハンドベルアンサンブル、ミュージカルと、これまでの学びの集大成を発表しました。3年生は、来年度のコンサートを見据えてハンドベルの演奏をメインにミュージカルにも参加しました。数年コロナ禍でお客様に観ていただくことができませんでしたが、今年度は、4年ぶりの規制のない有観客のコンサートとなり、自分たちの演奏表現を客観的にご覧いただく貴重な時間をもつことができました。これから、保育・教育職に就く学生にとって大きな学びの場となりました。

 

演奏会のプログラム

第一部
1.ピアノ独奏
〇ピアノ・ソナタ(第11番)イ長調K.311(300i)第3楽章「トルコ行進曲」W.A.Mozart作曲
〇幻想小曲集 より「飛翔」Op.12-2  R.Schumann 作曲
2. ハンドベル アンサンブル(3年生)
「白雪姫」より「ハイホー」 Frank Churchil 作曲
「塔の上のラプンツェル」より「輝く未来」 Alan Menken 作曲  こいけくま 編曲
3. ハンドベル アンサンブル(4年生)
「となりのトトロ」より「となりのトトロ」 久石譲 作曲 大石由紀子 編曲
「となりのトトロ」より「さんぽ」 久石譲 作曲 大石由紀子 編曲
「魔女の宅急便」より「海の見える街」 久石譲 作曲 大石由紀子 編曲
「ハウルの動く城」より「人生のメリーゴーランド」 久石譲 作曲 柳沢昌美 編曲  
2オクターブ用再編曲 坪井眞里子

第二部
4.ミュージカル「メリーポピンズ」より
Robert B. Sherman作曲Richard M. Sherman作詞
「お砂糖ひとさじで」 本橋義健 日本語詞
「チム・チム・チェリー」あらかわひろし 日本語詞
「2ペンスを鳩に」日本語詞不詳
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」あらかわひろし 日本語詞
  

当日の様子

ピアノ独奏

「トルコ行進曲」誰もが知っているあの曲です。目標とした曲を完成させました。

幻想小曲集 より「飛翔」Op.12-2R.Schumann作曲
難しい曲をダイナミックな表現で演奏しました。

ハンドベル

3年生「輝く未来」ハンドベルの練習をはじめて、まだ数カ月ですが、繊細なフレーズを紡ぎました。

楽器の扱いもさすがの4年生!

「人生のメリーゴーランド」難曲でしたが、練習を重ねて演奏に臨みました。

ミュージカル 3・4年生合同

「チム・チム・チェリー」仕事は大変でもとってもハッピー!歌のアンサンブルも素敵です。

「2ペンスを鳩に」とても素敵なハーモニーで歌いあげてくれました。

学生の声

4年生 神谷莉帆さん

卒業演奏会を終えて、日々頑張って練習を重ねその成果を発揮することができ達成感と楽しかったなという思いでいっぱいです。最初は本番までに完成するか不安でしたが、みんなで話し合いながら作り上げることができたので、このメンバーと一緒にやれて良かったと思います。音楽教育・表現ゼミに入ったことでハンドベルに触れたり、ミュージカルをしたり、またそれらを披露することができ、自分の中でとても良い経験になりました。




4年生 酒井花菜さん

私は今まで、吹奏楽やピアノ、合唱などを通して音楽を身近に感じながら生活してきましたが、今回の卒業演奏会では、今までの活動よりもより深く音楽に触れ合うことができ、とても学びの深い活動であったと感じています。ハンドベルでもミュージカルでも自分の身体全体を使っていかに見ている人に伝えるかという部分において多く向き合うことができ、自分1人ではなく周りの仲間全員と試行錯誤しながら作り上げた演奏会にとても達成感とやりがいを感じています。今回学ぶことができたこの経験を今後の表現活動に活かせるよう、これから先も音楽と積極的に触れ合っていきたいと思います。

4年生 田中斐苗さん

今回卒業演奏会に参加することができ、私にとって、とても貴重な経験になりました。私はピアノの個人演奏とミュージカルの伴奏をしました。ピアノは3歳から習い始め様々な場面で演奏してきましたが、大きな舞台で人前で演奏をすることはとても楽しかったです。私にとって初めてのミュージカルの伴奏は、ピアノと歌の呼吸を合わせることの難しさなどを感じた反面、みんなで音楽を作り上げることの楽しさを感じることができました。社会人になってもこの気持ちを忘れず、音楽を楽しんでいきたいと思います。


3年生 鳥居千紘さん

本番は失敗しないかという心配もありとても緊張しましたが、来場されたお客様に良い時間を過ごしていただけるように心を込めて演奏しました。また、お客様の温かい拍手がとても嬉しく、当日まで一生懸命に練習に取り組んできて本当に良かったと感じました。今回の貴重な経験を通して、音楽を届けることの楽しさやひたむきな努力の大切さを学ぶことができました。

3年生 吉本萌那さん

本番は、自分が思っていたよりも緊張せずに楽しむことが出来ました。ハンドベルやミュージカルを皆さんに見て頂き、嬉しい気持ちになりました。普段自分から興味を持たない限りなかなか触れることが無いと思うので、今回のコンサートで少しでも興味を持っていただけた方がいたら嬉しいなと思いました。来年は自分たちが主となって、自分たちらしいコンサートを作り上げたい思いました。

先生

児童教育学部※ 児童教育学科

坪井 眞里子 教授

音楽は時の芸術であり、その一瞬のために練習を重ねること、またホールという空間で聴いて下さるお客様と時間と空間を共有する体験は、音楽に関わる者にとって何事にも代え難い貴重な幸せな瞬間となります。「音楽の本質を、身をもって体験して欲しい」それが私たち指導者の願いです。またこうした本番なくしては、音楽を語ることはできません。コロナ禍で無観客でのコンサートが続いていましたが、毎年その思いの丈を演奏に繋げてきました。今年は有観客で実施したいという学生の願いもあり、お客様をお迎えしてのコンサートとなりました。未熟ではありますが、学生達は表現することの尊さを示してくれました。児童教育学科 音楽関連ゼミナールでは、ボランティア活動、コンサートでの演奏活動を通した実践を礎とし、保育・教育現場での表現力・実践力、教育力を身に付けることに重きをおいています。今後もこの活動を継続していく所存です。

※2024年4月より、文学部より名称変更。

 

児童教育学専攻について詳しくはこちら 幼児保育学専攻について詳しくはこちら
一覧に戻る HOME