児童教育学科 学生座談会
<名女大の学生生活編>
名女大の児童教育学科では、どんな学生生活が送れるのか、実際に児童教育学科に通っている学生3名にいろいろなお話を聞きました。今回は後編として、学生生活に関して、勉強面や、それ以外のアルバイト・サークル活動について、ご紹介します。
座談会に参加してくれた先輩学生
文学部 児童教育学科 児童教育学専攻4年
奥谷 素世子 さん
好物はケーキやアイスクリームなど甘いもの。趣味は手帳に日記をつけることと大学の近くにあるオムライス屋さんがとっても美味しくてオススメです!
文学部 児童教育学科 幼児保育学専攻4年
前田 幸代 さん
趣味は歌を歌うことや音楽を聴くこと。好きな食べ物はスイカとハンバーグ。大学近くのおすすめスポットは近くのスーパー。
文学部 児童教育学科 幼児教育学専攻4年
松本 ほのか さん
趣味はピアノを弾くこと。好きな食べ物は芋けんぴ。春になると桜がとてもきれいな山崎川がおすすめです。
通常の授業で大変なことは?
3年生から実際に教師として授業をすることを想定とした模擬授業が始まります。グループで発表するので、指導案を書いたり、授業の計画を立てたりなど、グループで活動することが増えます。お互いの空き時間を合わせてレジュメや授業の指導計画の準備を行うのが大変でした。またどうしたら児童の学びにつながるのかを考えながら、いろいろな教科の授業を行うのに苦労しました。ですが、やり遂げた時の達成感は大きく、人前で授業を行う力を養うことができたと思います。
免許・資格を取得する学科なので、専門的な授業が沢山あり、実習が近くなってくると講義より演習の授業が増えてきます。最初は、みんなの前で話すのは恥ずかしく、うまくいかないこともあります。でもその繰り返しにより、授業力や子どもたちとの接し方を着実に習得できていると感じます。また演習がいくつも重なってくると音楽や図工のアイディアを出すのは大変でした。
一時間目が9時から始まります。私は通学に1時間30分程掛かっていたので、朝が大変でした。実習は職場体験ではなく、教師として大事なことを学ぶ場です。これまでに身につけた基礎の力を持って、現場でどう生かしていくのか考えることが大変でした。
児童教育学科授業風景
実習で感じたやりがいやためになったのはどんなこと?
保育実習では、実際に保育の現場に行って先生がどのような保育をしているのかを観察し、学ぶことができるので、とても勉強になりました。また、実習園によっては遊びを任せてくれたり、1日担任のように保育を進めたりもできます。また研究保育と言って園長先生や主任先生が活動を見てくださり、反省点などを教えてくれるなど、自分の保育スキルを磨くことができました。
小学校の教育実習では、クラスの雰囲気や先生方の児童への接し方・授業力を間近で見ることができて為になりました。その様子を観察しながら実際に自分でも授業をし、たくさんの意見を聞くことで、児童との関わりや授業実践に生かすことができました。また、自分が関わった児童が成長していく姿にとてもやりがいを感じました。実習は大変でしたが、子どもと関わるのはとても楽しかったです!
大変なことやしんどいことがあっても、子どもたちが「先生大好き」と言ってくれたり、「一緒に給食食べよー!」と駆け寄ってきてくれたりすることが嬉しかったです。実習終わりには子どもが私とのお別れが寂しくて、泣いてくれることもありました。子ども達に何か楽しい思い出を少しでも残してあげることができたんだな、一生懸命やってよかったとやりがいを感じました。
実習期間中に行ったお話会ボランティアでは、実習を通じて自分が少しずつでも成長できていると感じました。
実習で大変なことは?
まずは実習へ行く前に「事前指導」という授業があります。授業で実習記録の書き方を教わったり、先輩が実習について話に来てくれる機会があったりするので、事前準備はしっかりできると思います。
私は自分より先に実習を経験した友人が多かったので、その子たちから助言をもらうこともできるので不安はありませんでしたよ。
実習中は、家に帰ってから記録や次の日の指導案などの書類を書かなければならないので、慣れるまでは大変。実習という慣れない環境なので帰ってくると安心して睡魔に襲われてしまうんですよね。それでも、私を含めみんなで乗り越えていけるので大丈夫だと思います!
小学校ではコロナの影響で実習期間が二週間と短くなったことで、二週目の初日に一日授業を行うことが急遽決まったため、その指導案の準備が大変でした。
アルバイトやサークル活動はできる?
飲食店や子ども園で子どもと関わるバイトをしています。長期にわたっては小学校で学童保育にボランティアで行っていました。
私もアルバイトとボランティアで学童保育へ行っていました。
私も小学校へボランティアで行き、塾の講師などのアルバイトをしていました。
サークルは軽音楽部で、2年生までなのでそれまで所属していました。アルバイトなどと両立できましたよ!
3年生の11月まで弓道部に所属して、主将としてチームを引っ張ってきました。学業とサークル、アルバイトと忙しいですが、とても充実した毎日を過ごせます!
高校生の皆さんへメッセージをお願いします。
大学に入ってから実習など不安になることが沢山あると思います。名古屋女子大学では先生との距離が近く、困ったときすぐ相談して支えてくれる環境なので、安心して大学生活を送ることが出来ると思います。一緒に先生をめざしましょう!
同じ夢を持つ友達たちと一緒に励まし合って、授業を受けているうちにあっという間に4年生になりました。授業や実習は本当に大変だったけど、今振り返って考えるとすごく充実した日々だったと思います。私は、参加したオーストラリア・スクールインターンシップで日本とは違う文化・価値観を学んだことで、自分の中での保育者としての視野がとても広がりました。名古屋女子大学はとても明るくて、暖かい雰囲気で先輩たちや先生がとてもやさしいし、親身になってくれるので充実した大学生活が送れると思います。
教師になりたい、または決まっていないなど悩んでいる人もいると思います。実際、大学に入って教師にならない友達もいます。この学部に入ったから教師にならないといけない、と思わずに、少しでも教師に興味があるのであれば、まずはめざして、子どもたちとの関わりを知り、学びを深める中で子どもたちに伝えたいことが見つけられたらいいと思います。
2回にわたって先輩学生たちの生の声をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。先生という子どもたちの将来を担う職業をめざす分、どうしても勉強や課題に追われる日々になりますが、先輩たちは無理のない範囲でサークル活動やアルバイト・ボランティア活動もしているようです。皆さんも名女大の児童教育学科で先輩たちと一緒に頑張ってみませんか?